知らないことを調べるブログ

映画の分からないところを調べてまとめる場所にしていきます。

ライターで弾薬を炙ると暴発するの?

弾薬(実包)の構造はこんな感じ。(ウィキコモンズより)

1. 弾丸、弾頭部
2. 薬莢
3. 発射薬
4. 抽筒板
5. 雷管
雷管の火が無煙火薬に引火すると大量のガスが発生。その圧力で弾丸が押し出される。というのが発砲の仕組みです。
雷管内には衝撃に敏感な起爆薬が詰まってる。しかし、ポッケでジャラジャラする・地面に落とす程度で暴発することはない。
万が一、尖ったものが雷管に食い込み暴発したとしても、噴射ガスが拡散するため安心。収束させるために銃があるわけです。
では、弾薬のお尻をライターで炙るとどうなるのか。暴発することはあるの?

A.ある。

Yahoo知恵袋にそのまま該当する質問があった。
「ライターでは難しいでしょうが、焚き火かレンジならすぐ爆発します」という内容です。

銃弾ってライターで炙ったら暴発しますか?

銃弾の雷管は加圧によって発火する構造ですが、圧でも熱でも物理的に同じことなので、ずっと加熱したら爆発するのはもちろんですが、かなりの高温でないと暴発はしません。ライターぐらいで発火するかは微妙で、花火や導火線ように簡単に着火することはないですが、ずーーと長時間にわたって加熱したら暴発する可能性は当然あります。
ライターくらいの火力では難しいかと。

ず――っと、爆発するまで炙っていられるなら別ですが、気の遠くなるほど時間がかかるし、ライターのほうが耐久を越えるのではないでしょうか。
焚き火か、いっそレンジにでもかければソッコーでボンってなりますが。

銃弾ってライターで炙ったら暴発しますか? - Yahoo!知恵袋

次に、「軍事版初心者質問スレまとめ」から。
「焚き火・オーブンの話は実際に実験されている。動画もある。それによると、暴発した弾丸の初速は改造エアガン並の5J程度。薬莢破裂のほうが危険」と。

銃弾をばらまいてその上で火を燃やせば、暴発させることってできますか?
できないこともないかもしれないが無意味。
たとえ暴発したとしても噴射ガスは弾頭を押す力にはほとんどならず、拡散するだけ。
アメリカのライフル協会で、実験されている。
火の中に銃弾をくべて暴発させた。
ケガはするであろうが初速は正規の手順で装薬を燃焼させた時と比べて全く低く、
まあ改造エアガン並の5J程度となった

固定した銃弾の底の雷菅を五寸釘で突き刺すと弾は飛びますか?
五寸釘ではないが、銃弾をオーブンに入れて加熱、暴発させた場合の動画。
http://www.youtube.com/watch?v=7BX1kvJVrjc
薬莢破裂という事故は昔から現代まで続くものなので、薬莢が割れたらこれ
自体が破片となって負傷することになるだろう。

軍事板初心者質問スレまとめ(FAQ) - 銃弾全般

じゃあその動画って何なのと。探すと、どうやらディスカバリーチャンネルの「怪しい伝説」という番組がそれらしい。Episode 85: Red Rag to a Bullがそうです。
動画は現在見られませんでしたが、レビューが二件見つかりました。片方は英語。読めないのでGoogle翻訳を使います。
「焚き火だと100発中15〜16発が暴発。オーブンだと確実。しかし、オーブンの扉を貫通することはない。薬莢破裂のほうが危険」と書いてある。

22口径の弾丸をオーブンに入れて加熱。しばらくする暴発するがオーブンのガラスは平気。次が44口径だがこれも同様。最後が50口径の巨大な銃弾。これはオーブンのガラスを破壊したが、やはり外には飛び出してこない。

 なるほど、弾丸をオーブンに入れてもそれで外部に弾が飛んでくることはなさそうだ。では、銃だったら。ということで44口径の拳銃をオーブンに入れて加熱すると見事に暴発して扉を撃ち抜きました。銃をオーブンに入れて加熱すると、殺傷力のある暴発を起こす、と。

 では、キャンプファイヤーだとどうなるか。

 まず焚き火の中に弾丸を100発投げ込んでみると、うち15〜16発程度が暴発。ただし、オーブンの時同様で殺傷力はそれほど高くない。

2008-04-25 - k-takahashi’s 雑記

The shell casings actually caused more damage than the bullets.
(薬莢が、実際には弾丸よりも被害をもたらしました。[Google翻訳])

MythBusters Episode 85: Red Rag to a Bull

まとめると、「雷管の起爆薬は熱にも反応する。しかし、かなり熱さない限り暴発しない」ということでしょうか。じゃあライターだとどうなのと。結論としては、「滅多にないが、暴発することはある。その場合、飛び出す弾丸の初速は5J程度。薬莢の破片に注意」というところです。
じゃあ、5J(ジュール)ってどんなもんなの? という疑問について。エアガン規制によると、「人に向かって打てば出血する」と。けっこう威力ありそうです。

エアガン規制(基準について)

とうとう恐れていたエアガン規制が2006年3月準空気銃の規定が国会で承認され、8月より法律が施行されました。それにより、3.5ジュール/平方センチメートル以上のエアーガンの所持は出来ません。
「規制は、威力の判定には発射時のエネルギーを表す単位として「ジュール毎平方センチメートル」を採用する。人に向かって撃てば出血するほどの威力、1m離れた場所で3.5ジュール毎平方センチメートル以上を「準空気銃」と定めて所持を禁じる。皮膚を貫通する威力がある「空気銃」は20ジュール以上という。」ということです。

「3.5Jなら、全然大丈夫じゃん!」て思ったら大間違えです。実際6mmBB弾を使用した場合で0.98J以下にならないといけません。

エアガンの弾速について

調べた副産物としては、
・弾丸が5Jで飛んできたらどうなるの?
・暴発する動画(できればスローモーション)を見たい。
・薬莢破裂について詳しく知りたい。

という感じです。