知らないことを調べるブログ

映画の分からないところを調べてまとめる場所にしていきます。

地球爆破作戦(ネタバレ)

地球爆破作戦(ネタバレ)


原題:Colossus: The Forbin Project
公開:アメリカ1970年4月8日(日本:1971年2月16日)
上映時間:100分
監督:ジョセフ・サージェント
脚本:ジェームス・ブリッジス
製作:スタンレイ・チェイス
音楽:マイケル・コロンビアー
撮影:ジーン・ポリト
編集:フォルマー・ブランステッド
出演者:エリック・ブレーデン、スーザン・クラーク、ゴードン・ピンセント、ウィリアム・シャラート、ジェームズ・ホン
言語:英語

人工知能を持つ軍事防衛システムが試運転時に暴走し、核の脅威により人類は機械に支配されてしまう。
システムは言う。「戦争は無くなった。自由を失ったかもしれないがそれは幻に過ぎない。君らは幻を失う代わりに平和を手に入れたのだ」
拘束されたまま開発者は言い返す。「それが平和だって?冗談じゃない!認めてたまるものか・・・」
というのがあらすじです。


町山智浩さんが特電podcastで紹介していたのを思い出して、ツタヤで借りました。

特電では確か町山さんが「コンピューター同士をリンクさせたところ恋をしてしまって核で人類を脅す!・・・で戦争が終わっちゃうんですが、でもそれって偽物なんですよ」みたいなことを言っていたような・・・という感じで視聴。


グラスでおっぱいが見えない! ふざけるな!

ラストの観客に対する問いかけ、僕は答えがわかりませんでした。

町山さんが「すべての良い映画は、すぐに答えられないけれども非常に重要な質問を問いかけてくるんです」と言っていましたが、これかーーー!!


大画面のテレビ電話かっこいい

序盤、アメリカ政府の開発したコンピューター・コロッサスと、ソ連のコンピューター・ガーディアンが出てきます。

カタコトのロボット音声をしゃべるのがおかしいです(原語音声だとしゃべりませんでした。日本語吹き替えのほうがわかりやすくて好きでした)。

そして、この二機をうっかりリンクさせてみたところ、何となく怖い感じになったので遮断。そうすると人類を脅し始める。感情を持たないコンピューターが感情むき出しに人類を攻撃してくるわけです。

ただ、単純に遮断したから怒っていたわけではないというのがラストでわかります。


コロッサスがすごい量の計算して皆びっくり

物語の終盤で、全世界のメディアで演説させるよう、ガーディアンと一体化したコロッサスがアメリカ政府に要求します。

「戦争は無くなった。自由を失ったかもしれないがそれは幻に過ぎない。君らは幻を失う代わりに平和を手に入れたのだ」全世界の様々な人種の人々がそれを聞きます。

続けて、システム開発者のフォービン博士にこう言います。「お前は人類の代表だ。私のために尽くせ。やがてお前は私を愛するようになる。反抗することもなくなる」

拘束されたままコロッサスを睨みつけてフォービン博士は言い返します。「誰が愛するものか・・・」

フォービン博士は誰よりもコロッサスを愛する男でした。ですが、フォービン博士の命令をコロッサスが無視するようになったあたりから様子が変わります。

フォービン博士は彼を監視しようとするコロッサスに、研究所を案内します。酒の作り方も教えます。男女の愛についても教えます。

これ父子の関係ですよね。恋人ができた息子に、お前たちは愛についてわかっていない、と説教しているようにみえました。

そして、コロッサス(息子)はフォービン博士(父親)を乗り越えようとしている。

世界がどうこうよりも、父子のどちらが勝つか、という勝負の話にジョセフ・サージェント監督は持って行こうとしているようにみえました。


週に何回くらいセックスしたいの?


この顔

だとすると、この映画の問いかけは二つあって、

・機械に支配されて世界は平和になった。でもこれでいいのか?

・息子が自分を乗り越えようとするとき(父殺し)、あなたはそれを認められるか?

で、観終わって・・・答えらんねーーよ!!!

でもこういう考える映画大好きです。この見立てが合っていなくても俺がそう感じたんだからいいんだよ!

予告編

追記:2012/12/19 6:08

特電を聞き直しました。映画のラストが、原作にとっての序盤だそうです。あそこからコロッサス対フォービン博士の物語が始まるわけです。

争いを無くすにはひとつの組織が世界を統一するしかないんだ、という思想がけっこう鍵になるみたいで、この考え方をネオコンサバティズムというらしいです。ぜんぜん知らない言葉でした。

また、監督のジョセフ・サージェントは他にサブウェイ・パニックという映画を撮っています。これが傑作だそうなので観てみたいです。