知らないことを調べるブログ

映画の分からないところを調べてまとめる場所にしていきます。

みた映画の感想

暴力脱獄(1967)

刑務所からの脱獄の映画だが、その本質は暴力からの脱獄だ。ときどき画面や設定がキリスト教の暗喩になっているそうだ。

ポール・ニューマン演じるルークは劇中たびたび看守から暴力をふるわれる。

ところが、困難な状況をルークは笑顔で切り抜けてみせる。囚人たちはそんなルークに憧れる。看守としては思い通りにならないルークが憎くて、よりひどい暴力をふるう。

では、ルークは何を考えて笑顔だったのだろうか? それを示す印象的なシーンが中盤にある。脱獄の途中で夜の教会に逃げ込むシーンだ。

神に対してルークは言う。「あんたは負け札ばかりつかませる。そろそろ限界だ。いつ終わる? どうすればいい? ――どうやらあんたとも意思の疎通が欠けていたようだ」

ルークの笑顔は「神が自分を見捨てるならば笑うしかないじゃないか」という絶望から生まれた笑顔だったのだ。

それでも、他の囚人たちはルークによって救われていたのは事実だ。結局ルークは権力によって殺されてしまうけれど、それでもルークは笑顔を絶やさなかったからだ。

ラストシーンで、ジョージ・ケネディ演じる囚人仲間のドラグラインは「あんなクールな死に方ができるのは奴だけだ」と仲間たちに語る。ルークは死んだ。しかし、その姿勢は彼らに引き継がれたのだ。

ところで、この銃の種類が知りたいけどわからない。どうやって調べたらいいんだろう。