知らないことを調べるブログ

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戦火の馬のあのシーンの機関銃は、1884年に設計された「MG08重機関銃」で、このシーンはソンムの戦いを描いたもの

ちょっと前に戦火の馬を観た。それについて少し調べたので、まとめておく。

戦火の馬

改めて予告編を観ると、大勢の人々がいちどに演技をしているカットが多いことに驚いた。

そして、痛いシーンはほんとうに痛い。スピルバーグはすごいと思う。


そんな話よりも、今回調べたのはこの機関銃だ。

このシーンにはほんとうに圧倒された。とにかく機関銃が格好いいのだ。この機関銃はいったい何なのか。

結論から書くと、この機関銃は1884年に設計された「MG08重機関銃」で、このシーンはソンムの戦いを描いたものだとわかった。それについて、どうやって調べたのかをここにメモしておく。


まず、映画のシーンを観た時に、「名銃対決、M2重機関銃とミニガン、当たりやすいのはどっち? - DNA」を思い出した。これは、M2重機関銃ミニガンを撃ち比べた動画だ。

M2というのは、ヘリ等で使われるミニガンよりもずっとずっと古くからある銃だ。しかし、それでも発表されたのは1933年で、アメリカ製だ。あの映画で撃っていたのはドイツ兵だった。つまり、第一次大戦当時のドイツにM2は存在していないのだ。

考えてみたい。あのシーンは「機関銃によって騎馬隊が一網打尽にされる」シーンだった。きっと機関銃が登場して間もない頃なのだろう。そこで、最初期の機関銃を調べることにした。すると、それはマキシム機関銃だとわかった。

wikipediaを見ると、マキシム機関銃の項目にこうある。

ドイツ陸軍のMG08重機関銃およびロシア陸軍のPM1910重機関銃もまた、マキシム機関銃の多少の直接的な影響を受けている。


そのMG08重機関銃が「MG08重機関銃 - Wikipedia」(wikipedia)だ。この写真と、戦火の馬のあのシーンの機関銃は、銃身の形がそっくりだ。



○上がMG08重機関銃、下が戦火の馬のあのシーン


また、YAHOO知恵袋の質問に

第一次大戦初期にイギリス軍が機関銃陣地に横一列になって歩いて突撃したのは本当ですか?
また、大戦初期のドイツ軍は塹壕陣地を攻略するのに、どのような戦術を用いたのですか?


というのがある。その回答はこうだ。

ソンムの戦いのことを言っているのでしょうか?
確かに事前の砲撃の効果が不充分なところに無謀な突撃をしたため大損害をだしたといわれています。


「ソンムの戦い」でぐぐると予測検索に「ソンムの戦い 戦火の馬」が出ておどろいた。

ソンム会戦」このサイトがおもしろい。ここにこうある。


30kgを超える背嚢を背負ってのろのろと一列になり進む英軍に容赦ない機銃掃射を浴びせたドイツ軍。


これこれ。これだ。


というわけで、戦火の馬のあのシーンで使われた機関銃はMG08重機関銃だとわかったのである。

しかし、発砲時の煙がまったく無いのはどういうことだろうか。今度、映画における発煙について調べてみたい。

○こちらの大砲からは煙が出ている。


他にもてきとうに調べたことがあるので、箇条書きでまとめておく。

荒野の決闘七人の侍紳士は金髪がお好き」の撮影方法を真似したスピルバーグが語っている。
NIKKEI「映画・エンタメガイド」

巨匠S・スピルバーグ監督インタビュー 『戦火の馬』に仕掛けた映画の“魔力” | シネマカフェ cinemacafe.net

日野日出志:ベルカ、吠えないのか? 」が似た話らしい。犬が主人公の20世紀戦争史。