知らないことを調べるブログ

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映画「トラフィック」で「これで内から外から一気にいける、、、!」と思った途端に映画が終わった

 好きな映画。この先はわざわざ描く必要がないということなのかな。情報の裏取引を駆使しつつ麻薬組織を解体していく映画だと思って観ていたので、「おっ、これで内から外から一気にいける、、、!」と思った途端に映画が終わってしまって「えっ?」となった。

 よくわからないのが、ラストでドン=チードルがテーブルの裏側に盗聴器を仕掛けるシーンだ。ドン=チードルの手助けをキャサリン=ゼタ=ジョーンズがやったように見えた。具体的にどういうことかというと、パーティでドン=チードルが暴れ、夫がカーペットを直そうとすると、キャサリン=ゼタ=ジョーンズが「カーペットは私が直すわ」と夫を制止して、ドン=チードルの背中をチラリと見る。ここが違和感。

 ヒート(1995)のあのシーンを思い出した。夫のヴァル=キルマーに向けて妻のアシュレイ=ジャッドが家の中からサインを送るシーンだ。

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「ここはなんとかするから、早く行って」という目に見えたのだ。だからてっきり僕は、“麻薬組織に潜入した女スパイ”のような、キャサリン=ゼタ=ジョーンズとドン=チードルによる共闘が進行中なのかと思った。が、ネットで検索をかけても何も出てこない。ちがうのかな。


 読後感としては、このサイト「リンク:CinemaScape/トラフィック(2000/独=米)」のこのコメントに同意。

しかしあのコ、本当に気持ち良さそうに麻薬吸うな~……。下手なグルメ番組より、よほど食指を動かされる。かなりヤバい。作品本来の趣旨からすれば、これはむしろ逆効果かも。 (薪)

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 よく町山智浩さんが「時計じかけのオレンジ(1971)は、ラストでアレックスに残虐性が戻ったとき観客がおもわず共感してしまうのが怖いんですよ」と言っていた。僕はアレックスにはぜんぜん共感できなかったのだけれど、トラフィックでキャロラインが薬におぼれていくようすは「気持ちよさそう」と感じてしまい、ゾッとした。この恐怖感を味わえたのが良かった。