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知らないことを調べるブログ

映画の分からないところを調べてまとめる場所にしていきます。

ぎりぎりでバランスを保っているけれどちょっと間違ったら大変なことに、という絶妙な脆さが緊張感を生み出す

 緊張感のある映画が好きだ。

 『レザボア・ドッグス』(1992)で緊張感のあるシーン。主役のひとりが車内で雑談している場面だ。いっけん普通の雑談なのだけれど、ちょっとしたミスで殺されてしまうかも……と息を呑んで観ていた。

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 『四国R-14』(2000)での似た展開を思い出した。このドラマには、音尾琢真が「大泉は霊に取り憑かれてしまったんじゃないか?」と疑いながら雑談する場面がある。僕は音尾に感情移入しているから、「ヘマするなよ音尾、、、」と思いながら観ている。

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 それから『チャイルド・プレイ』(1988)は、チャッキーが生きた人形だと知らない登場人物たちが油断して死んでいく映画だ。無造作にチャッキーを寝室へと運ぶ女性を、僕は「殺される危ない逃げてバカ!」と思いながら観ていた。ドリフの「志村うしろ!」と同じだ。

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 『昭和残侠伝』(1965)の、池部良によるいわゆる“軒下の仁義”もそうだ。映画内では「カッッコイー!」と感じるだけだが、現実では、仁義を切り損ねたヤクザがその場で殺される事件もあったという。へたなやつは殺される世界だ。

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 すべてに共通しているのは死だ。


 『キートンの大列車追跡』(1926)もそうだ。線路をふさいでいる木材をキートンが撤去するところは、タイミングが1秒ずれていたらきっとキートンの脚が列車に轢き潰されている。命がけの撮影だ。

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 ぎりぎりでバランスを保っているけれどちょっと間違ったら大変なことに、という絶妙な脆さが、緊張感を生み出しているのだと思う。僕はそういうシーンが好きなんだ。