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知らないことを調べるブログ

映画の分からないところを調べてまとめる場所にしていきます。

「読書」看護覚え書き他

 『看護覚え書き』『ナイチンゲール』『世界地図から歴史を読む方法』『日本の歴史をよみなおす』『続・日本の歴史をよみなおす』『「忘れられた日本人」を訪ねて』を読んだ。

 看護覚え書きがめっちゃ面白かった。人間に活力を与えることの必要性を訴える本。歴史を考えるヒントを読んだ時の感覚と似ていて、「いま考えていることを疑え!」みたいなメッセージが伝えるために丁寧にわかりやすく価値観をひっくり返してくれるのが気持ちよかった。かつ「ちょっと考えればわかるだろ!」っていう訴えを両者とも持っていて、それは「いい加減なところで解決したと思い込むのはやめろ!」とも聞こえた。読んでいて、もっと言ってくれ!ッて感じ。すげー楽しかった。適当にざざっと読んだだけなのでもっとちゃんと読み直したい。看護覚え書きにはいくつか版があるなかで読んだのは初版の翻訳。

 世界地図から歴史を読む方法は全世界の略史本。表紙にある“世界史を形づくってきたのは、民族の大移動や抗争の歴史である”という文句通りの内容が具体的に書かれてる。楽しく読めた。文章が肌に合っていて好き。イメージは無色な感じ。無個性なのに読ませる文章ってすごいよなと思う。無個性って本当に好き。これはたぶん外山滋比古の影響だと思う。

 日本の歴史をよみなおす1・2は興味を持続できなかった。歴史を考えるヒントを書いた網野善彦はどのように作られていったのか、みたいな印象を思いながら読んだ。

 「忘れられた日本人」を訪ねては写真がいっぱいあって楽しい。民俗学者の宮本常一についていろんな人が語る本。民俗学ってこういう感じなんだというイメージを持てた。たぶんいろんなタイプの民俗学研究の方法があるんだろうな。宮本常一ってこんな人、渋沢敬三ってこんな人というイメージをまず作ることができた。

 価値観をひっくり返すにはそもそも仮の価値観が必要だと思う。0から1を作るのは車輪の再発明になっちゃうので、例えば映画「ウォーリー(2008)」でロボットのウォーリーが自分の部品をスクラップから拾ってきて再利用するように、あるものを活用しましょうというふうな考え方がいま好き。


 一冊に30~60分程度つかって単語を追っただけの感想だからすかすかだ。速読で単語を追っていくときの感覚って、Zookeeperで色のブロックを捉えていくのと似てる。パズルゲーな感じで内容もざっとわかって楽しいのだけれど、読書体験を整理しながら読んでいく二周目のほうがもっと楽しい。看護覚え書きと世界地図から歴史を読む方法は二周目をやりたいなと思える本だった。

看護覚え書き―本当の看護とそうでない看護

看護覚え書き―本当の看護とそうでない看護

ナイチンゲール―だれもひとりで死なせてはならない (愛と平和に生きた人びと)

ナイチンゲール―だれもひとりで死なせてはならない (愛と平和に生きた人びと)

日本の歴史をよみなおす (ちくまプリマーブックス)

日本の歴史をよみなおす (ちくまプリマーブックス)

続・日本の歴史をよみなおす (ちくまプリマーブックス)

続・日本の歴史をよみなおす (ちくまプリマーブックス)