知らないことを調べるブログ

映画の分からないところを調べてまとめる場所にしていきます。

不健康そうな顔の人って画面に映える「ネスト」

 最近みた映画。
 
ネスト(2014)
死霊のはらわた(1981)
ブロードキャスト・ニュース(1988)
ジュラシック・パーク(1993)

ネバー・ダイ・アローン(2004)
アイデンティティ(2003)
サイコ(1960)
ロッキー・ホラー・ショー(1975)
 
 
 
 狂った女に監禁される映画「ネスト」。思いがけず暴力描写が激しかったので、お得な気分。この映画を見て以来、姉の家で僕が子守のために宿泊するとき、宿泊が長引くと、僕をなかなか帰してくれないねという意味で「ネストだね」と冗談を言うようになった。
 
 映画では、狂った人物の主観と現実が入り混じっていくシーンが多い。これは楽しい。似た映画で、今敏監督のサイコホラー・アニメ映画「パーフェクト・ブルー」や、少年犯罪の加害者のその後を描いた映画「BOY A」を連想。
 
 で、狂った女がとても可愛い! 演じているのはマカレナ・ゴメスさんというスペインの女優。マッドマックスのダグと、タランティーノ映画「パルプ・フィクション」でブルース・ウィリスの恋人を演じていたマリア・デ・メデイロスを、足して2で割ったような顔をしている。不健康そうな顔の人って画面に映えるなあと思う。
 
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 マカレナ・ゴメスさん

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 マッドマックスのダグ

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 ブルース・ウィリスの恋人を演じていたマリア・デ・メデイロス
 
 
 思い悩む人物に対して悪魔が挑発してくる、というモチーフを映画でよくみる。
 
 
 
 森の奥の山小屋で若者たちが死霊に襲われる映画「死霊のはらわた」でも、鎖で塞がれた地下室への入り口から、顔を覗かせて主人公を死霊が挑発していた。悪魔は煽動が上手だよなと思う。それに、しつこくてめげない。
 
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 死霊のはらわたは、印象に残る画面が多かった。一番はここ。
 
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 遠くで、仲間たちが、格好いい立ちポーズで、心配そうにこちらの様子を伺っているというところでは、「マッドマックス怒りのデス・ロード」の、フュリオサがマックスに相談を持ちかけるシーンを連想する。
 
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 死霊のはらわたを先に見ている人は、連想する順番が反対なのかな。羨ましいなあ。
 
 
 
 80年代アメリカのテレビ業界で3人の男女が奮闘する「ブロードキャスト・ニュース」。とても楽しかった。主人公の、熱心な気持ちを抑えるのが下手な性格に共感。観終わって特に好きだったのが、3人それぞれの大事なものが異なっていて、恋愛でもつれた過去があっても、友達でいることはできる、という、ちょっと疑ってしまうような題材を、納得できる形でみせてくれたこと。こういう、価値観を拡張してくれる映画はとてもうれしい。
 
 思わず画面に釘付けになったのが、生放送のニュース番組を、3人が当意即妙の行動で作り上げていくシーン。すごい作品が今まさに作られているという、迫ってくるような力があった。ほんとすごかったなあ。もう一回見たい。生放送終了直後、張り詰めた空気が和らいで皆で喜び合うところも、見ていてこっちが嬉しくなっちゃう。
 
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 この背中を向けてる、ニュース番組のアンカーの人は、ウィリアム・ハートという俳優。デビュー作が、1979年の「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」なのか。アルタード・ステーツ・オブ・マインドといえば、高橋ヨシキモーリー・ロバートソンの対談で、ドラッグについての話題のときに一瞬その名前が出ていた。
 

 モーリー:僕、結局、薬物で、恐怖心があったんで、イッちゃった意識の状態にはとても興味があったので。
 高橋:あ、アルタード・ステーツ・オブ・マインドですね。
 モーリー:アルタード・ステーツ・オブ・マインドで、もう本当に偶然の連続としか言えないんだけど、まあ非常に怪しげな、ビートニク以降のカウンター・カルチャーを引きずった、魔術の人たちに出会ってですね。あの、セーラムのウィッチを訪ねたりとか。
 高橋:お、いいですね、はい。
 モーリー:そこからきっかけでどんどんどんどん変な方向に行き、あの、だんだんとオカルティックになっちゃったのね。
 高橋:なるほど。
 モーリー:それで、結局、その僕が、はまった人繋がりの、人群がりの人たちは、みんな白魔術なんだと自分たちは。それで黒魔術は、はんたーい! みたいな。小綺麗な世界だったのね。
 高橋:ふうんとしか言いようが無いですね。
 モーリー:ふうんとしか言いようが無い!

【会員限定】高橋ヨシキ×モーリー対談「悪魔主義への誘い」2/2:モーリー・ロバートソン チャンネル(モーリー・ロバートソン) - ニコニコチャンネル:社会・言論

 アルタード・ステーツの意味が知りたくて検索したら、「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」という映画が見つかった。たぶん、対談では、単にイッちゃった意識の状態という概念を英語で言い換えただけだと思うんだけど、この映画は面白そう。今度みてみよう。
 
 
 
 現代に恐竜が蘇る映画「ジュラシック・パーク」。数ヶ月前にテレビでノーカット放映されていたのを録画して鑑賞。細かいところを覚えていなかったので、新鮮な気持ちで鑑賞。完全に忘れていたのは、事故の原因を作ったデブの存在と、アニメーションの館内説明シーン。たぶん、この映画をみたのが子供のときだから、詳しいストーリーはないがしろに、恐竜のアクションシーンだけを僕はみていたんだなと思う。
 
 主役のサム・ニールを吹き替えている、声優の富山敬さんがとても良い。本当に好き。声を聞いていて心が和む声優さんって、宝のようだなあと心から思う。富山敬さんの演技を堪能するために、声優陣が豪華な長編アニメ「銀河英雄伝説」をいつか見ようと思っているんだけど、長いんだよなあ・・・。
 
 ところで、わからなかったのが、映画終盤の、主人公たちが避難した施設で、Tレックスが咆哮して横断幕が落ちかかるシーン。とても迫力があるけど、このシーンってどういう意味?
 
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 横断幕には、「When Dinosaurs Ruled the Earth」と書かれてる。これは、1969年に公開されたハマー・フィルム・プロダクションの映画「恐竜時代」の原題だそう。
 
 シーンそのものの意味については、この評論が的確だなと腑に落ちた。ここでは恐竜が支配者で、人間はよそ者なのだ! ということを象徴的に見せたシーンなのかな。
 

ヘリに乗ってジュラシック・パークを訪れ、ビジターセンターにまず入った一行が、ビジターセンターでの最後のピンチを乗り越え、ヘリに乗って脱出するラストは、その円環構造によって、ジュラシック・パークそのものが、ひと時の夢であったかのように、愉しい悪夢の後のような甘い寂寥感を漂わす。ラストのティラノの登場がピンチの終了であったことからしても、結局人間たちは恐竜の脅威に対処し得ず、恐竜同士の食い合う場所に邪魔したせいで恐ろしい目に遭って、逃げ出しただけなのだ。最後のティラノの雄姿と、そこに落ちかかる横断幕。書かれてあるのは「WHEN DINOSAURS RULED THE EARTH(恐竜が地球を統治した時)」だ(この横断幕も、ちゃんと左側から文字が読めるように落ちてくる)。

CinemaScape/Comment: ジュラシック・パーク

 
 
 
 「ロッキー・ホラー・ショー」。この、小さい人とティム・カリーが嬉しそうに身体をシェイクするところが好き。
 
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