知らないことを調べるブログ

映画の分からないところを調べてまとめる場所にしていきます。

2015年にみた映画のうちもう一度みたい映画

 2015年にみた映画の本数は102本だった。洋画94本、邦画8本。いつも通りの量。ジャンルで分けてみるとこうなる。去年よりもスリラーとホラーが増えたみたい。ドキュメンタリーとドラマが減った。
 
・ドラマ10
・アクション8
・スリラー17
・コメディ15
・アニメ15
・ドキュメンタリー1
・戦争5
・SF12
・ホラー14
・ミュージカル3
ラブロマンス2
 
hokanoko.hatenablog.com
hokanoko.hatenablog.com
 
年代別に感想をまとめていく。そのあとに、2015年にみた映画のうちもう一度みたい映画と、みて後悔した映画を考える。
 
 
 
 映画館で鑑賞
 
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マッドマックス 怒りのデス・ロード」
 
スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015)
ミニオンズ(2015)
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2015)
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)
アメリカン・スナイパー(2014)
 
 おととし、劇場でみた映画について僕は「どれもそこそこで、どれも再鑑賞したいとは思えない感じ」と言った。ところが、去年はどれも素晴らしくて、どれもすぐにまたみたくなる感じ(ただし進撃の巨人を除く)。
 
 
 特に、隷属状態に押し込められていた人物たちが反逆して神へ立ち向かう物語「マッドマックス 怒りのデス・ロード」にやられてしまった。初めて、同じ作品を何度も映画館でみた。楽しみで、わくわくして、似ている経験を例に出すなら、高校生のときに、好きだったバンドのライブに通っていたときの感じ。……いや、バンド名をぼかさずに告白します。BUMP OF CHICKENです。BUMPの歌詞を友達と分析したことを思い出した。「君、って表現の時は相手は女性で、お前だと男性なんだよ」あと、曲とシチュエーションを同期させる話とか「雨降りのときにロストマンを聞きながら歩くと良い感じだよ」「塾の帰りにスノースマイルを歌いながら自転車で走った」
 
 マッドマックスは、背後に作りこまれた世界観を、さりげない会話や振る舞いから解読するのが楽しい。劇伴と画面の同期も楽しい。それと僕がBUMPで楽しんだ体験が似てるよね、という話がしたかった。
 
 
 どうしても去年はマッドマックスの印象が大きいのだけれど、ばかで子供っぽい黄色のモンスターがチームで頑張る「ミニオンズ」もかなり良かった。ミニオンたちが可愛い。良かったなあ。可愛い。もしかすると、過去シリーズで十分に可愛さにやられていたことが大きかったのかもしれない。
 
 
 戦争体験で精神を侵されていく男と家族の伝記「アメリカン・スナイパー」は、ちょっと乗れませんでした。楽しかったこともあった。冒頭の「撃つのか撃たないのか」のサスペンスはぞくぞくしたし、愛国心が攻撃的に強化されていくようすは興味深かった。でも、どうにも腑に落ちていないところがある。
 
・敵が記号的(主人公自身の投影だというのは伝わるけれど、バンダナをぎゅっと巻く仕草や屋根を飛び越える仕草などは、記号的な悪役すぎて苦笑した)
・国葬と無音のエンドロールが、あまりに英雄的でむかつく(ひがみ?)
 
 
 
 2010年代
 
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「ネスト」
 
Selfie from Hell(2015)
インサイド・ヘッド(2015)
アイアン・ソルジャー(2014)
ベイマックス(2014)
ハイネケン ~世界を魅了するビールの魔法~(2014)
ゴーン・ガール(2014)
ネスト(2014)
かぐや姫の物語(2013)
武器人間(2013)
REDリターンズ(2013)
アナと雪の女王(2013)
怪盗グルーのミニオン危機一発(2013)
ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013)
ほんとうに映った!監死カメラ(2012)
ポゼッション(2012)
ネイビー・シールズ(2012)
Clear Blue(2011)
Hairspray (Musical) (2011)
私が、生きる肌(2011)
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!(2010)
怪盗グルーの月泥棒(2010)
RED(2010)
告白(2010)
 
 こうしてまとめると、去年みた2010年代の映画はアニメかホラー・スリラーかに偏っている。姉の家におじゃました時に、一緒にみた映画が多い。怖いやつは一人じゃなくてだいたいおねえちゃんとみているということだな。助かるなあ。
 
 
 ホラーだと、狂った女に監禁される「ネスト」が良かった。まだ鮮明に覚えてる。ポスターのお姉さんが良かった。なんて可愛いんだ。去年はマッドマックスのダグさんにやられてしまって「うわあかわいい」と思っていたけど、ネストをみて、隣の姉に「うわあこういう顔の人すごく面白いよね、かわいい」と言った。不健康な顔の女優では、リジー・キャプランと同じくらい好き。リジー・キャプランは、リンジー・ローハン主演の学園コメディ「ミーン・ガールズ」でゴスの子をやっていたり、怪獣がニューヨークにやってくるPOVパニック映画「クローバーフィールド」で目から血を流して爆発していた女優さん。顔が面白くて好き。
 
 
 アニメで良かったのは、少女の感情を擬人化してドラマにした「インサイド・ヘッド」、少年が力の使い方に気付いてヒーローになるまでの話「ベイマックス」、迫害される障碍者と理解に努める健常者の話「アナと雪の女王」、それまでの大切なものと新たな大切なものが混じりあって楽しくなる映画「怪盗グルーの月泥棒」。
 
 怪盗グルーが最も心に残っている。グルーがそれまで大切にしてきた価値観とは、こどもの頃に楽しかった記憶と、それに伴う現在の夢と、親からの愛護。新たな大切なものとは、応援してくれる人をみつけたことと、自分が親になってこどもを愛護すること。
 
 これまでは、愛情の終着点は自分だったけれど、新たな自分は通過点となった。でも、楽しい気持ちはそのまま。すごく気持ちの良い考えだなと思った。何かを得ると、何かを捨てなくてはならない、ということではなく、グルーがずっと手に入れたかった月は、一人で手にしたときは小さくしぼんでしまっていたが、大切な人と一緒に眺めると大きく輝いて見えた。大切なものを共有できる関係を形成したグルーが羨ましいなあと思った。
 
 
 アクションだと、老いた元スパイが華麗に戦闘をこなす一方で恋愛に悩む「RED」がすごい楽しかった。すごい楽しかった。すっごく安心してみていられた。楽しくて明るい雰囲気を常に維持してくれる。とても好き。僕は、REDについて語る語彙をあまり持ち合わせていないようだ。楽しくて明るい気持ちにさせてくれる。REDを褒める語彙をもっと増やしたい。どうすればよいのかな。本を読むとか?
 
 
 
 2000年代
 
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ミスティック・リバー
 
コララインとボタンの魔女(2009)
イングロリアス・バスターズ(2009)
エスター(2009)
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝(2008)
チェンジリング(2008)
イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008)
ヘアスプレー(2007)
BOY A(2007)
1408号室(2007)
Case Tape 347 (2006)
se eu fosse voce(2006)
プラダを着た悪魔(2006)
it's a boy girl thing(2006)
サイレント・ヒル(2006)
ディック&ジェーン 復讐は最高!(2005)
エミリー・ローズ(2005)
ホステル(2005)
ネバー・ダイ・アローン(2004)
アイデンティティ(2003)
ミスティック・リバー(2003)
ファインディング・ニモ(2003)
チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003)
ロード・オブ・ザ・リング(2001)
モンスターズ・インク(2001)
チャーリーズ・エンジェル(2000)
ファイナル・デスティネーション(2000)
 
 2000年代の映画には、僕はこういう映画が好きだったのか! と気付いた映画がいくつかある。
 
 
 養子を迎え入れたことで幸せだった家族が変容していくホラー「エスター」! ジャケットが怖いな、ってずっと思っていた。いざみてみると、なんて楽しい映画なのだろう! はじめ「えっ、養子が怖くて気持ち悪いって、偏見でしょ……それってどうなの……?」ところが見進めると「すみませんでした! 偏見を持っていたのは僕の方でした!」となる。この、偏見を煽って裏切る展開が、たまらなく快感。良かった。
 
 
 愚かな行動が愚かな結果を招く「ミスティック・リバー」。ノワール黒い罠」っぽいなと思った。黒い罠のいらいらする感じについて、映画評論家の町山智浩さんが、こう解説している。
 

 ストーリーが頭に入ってこなかったでしょう。見ていると、映像はすごいんだけれども、どうも話がわからなくていらいらするというのがありませんでした? これはすごく意図的なもので、ピーター・ボグダノヴィッチという監督がいましてですね、この人は昔の映画が大好きで、昔の映画を徹底的に見るんですけども、「黒い罠は勉強になると思って何度も何度も見たけれども、ストーリーが頭に入ってきませんでした」っていうふうにオーソン・ウェルズに言って、オーソン・ウェルズを怒らせたらしいんですけども。オーソン・ウェルズもある程度意図的にやっているんですね。
 
 というのは黒い罠というのは、まずその彼自身が考えた話ではない。ストーリー的に彼自身が興味を持てなかったというのがあって、やろうとしたことというのは、観客を苛立たせることだということで、非常にそのプロットが交錯していて、なかなか頭に入ってこないんですよ。
 
 ただ、このいらいらした感じというのは、この主人公であるチャールトン・ヘストンが感じるものに近いんでしょうね。チャールトン・ヘストンはこの陰謀に巻き込まれていくんですけれども、何が実態なのかわからなくて、すごくどうしようもなくて、無力感でもっていらいらするわけですけれども、これは、最後ぎりぎりまで非常にいらいらしますが、この感じが観客に伝わればいい、というところなんでしょうね。

町山智浩の映画塾!「黒い罠[ディレクターズ・カット版]」<復習編> 【WOWOW】#142 - YouTube

 
 僕は、黒い罠オーソン・ウェルズ演じる警察官が、とても愚かに見えた。ミスティック・リバーでは、ショーン・ペン演じる父親が、とても愚かに見えた。彼らに振り回される人達をどうすることもできなくて、無力感でもっていらいらした。
 
 振り回される側に感情移入していたのかもしれない。ミスティック・リバーだと、血まみれで帰ってきた男の妻。黒い罠だと、証拠を捏造されるメキシコ人の青年。彼らに感情移入していた僕が、映画終盤で、どんな気持ちになったのかきっと想像がつくでしょう。愚かであってはならない。と強く実感した映画だった。
 
 
 好きだったのか、の反対で、嫌いだったのか、という発見があったのは、ヘンリー・セリック監督のゴシック・ホラー「コララインとボタンの魔女」。僕は毒々しいものが総じて好きなのだと思っていたけれど、毒々しいものの中にもグラデーションがあるのだなと知った。僕はこの映画が嫌だった。ただ、どうして嫌なのかがわからない。理由を言葉に出来ない。どこか不快。
 
 理由もなしに何かを嫌うのって最低だよね。それに、いま上手く言葉で表現できないものは、将来の金脈である場合が多い。だから掘り下げてみたいのだけれど、もしかして、内なる差別心なんじゃないか。という予測が怖い。自分の差別心と向き合う覚悟は、残念ながらまだできていない。
 
 
 
 1990年代
 
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プリシラ
 
sexual chemistry(1999)
リング(1998)
Dating The Enemy(1996)
ベイブ(1995)
平成狸合戦ぽんぽこ(1994)
プリシラ(1994)
Just One of the Girls(1993)
シティーハンター(1993)
ジュラシック・パーク(1993)
アラジン(1992)
バックドラフト(1991)
アダムス・ファミリー(1991)
ドラえもん のび太ドラビアンナイト(1991)
シザーハンズ(1990)
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀(1990)
グッドフェローズ(1990)
 
 1990年代。この頃の映画の雰囲気が、一番好き。映画の見た目が洗練されている素振りを見せるのだけれど、今みると粗雑に見える感じ。もしかすると、僕がこの頃こどもだったから、ノスタルジーに浸っているだけなのかもしれない。
 
 
 ジャッキー・チェンのアクション・コメディ「シティーハンター」。個人的に大切な映画。ゲオで280円で売っていたので思わず買った。それを知らない姉に、偶然にも「あのさあ実は……シティーハンターって映画としてよく出来てると思っているんだけど、これって変かなあ」と聞かれた。「このあいだ買って、みた。ちゃんとよく出来ていたから、たぶん思い出補正ではないはずだ」と答えた。ジャッキー版シティーハンターが、姉弟にとって大切な映画であったのだということがわかった。
 
 よく出来ている点というのは、例を挙げると、新しいカットが始まると、必ず登場人物が奇抜なアクションを一つ見せてくれる。掛け合いがジャッキー映画の中で最もコミカル。映画には力があるのだという感動的な場面がある。当時流行していた曲が流れる。ジャッキーの女装がわりと美人。ジャッキーが食事をできないという制限が徹底されている。魅力的な脇役。もちろんアクションが凄い。
 
 ほら。こんなに素晴らしいところがあるんだよ。ぜんぜん駄作ではないよ。ジャッキー映画の中でもとてもキートン映画っぽくて、楽しい映画なんだよ。
 
 
 ドラァグ・クイーン3人組がオーストラリアをバスで旅する「プリシラ」。ゲームボーイアドバンスのゲーム「MOTHER3」をプレイしていたときと似た感覚があった。奇妙で、おもしろい。そして、切ない(MOTHER3のキャッチコピーです)。
 
 いま手元に、雑誌BRUTASの706号がある。糸井重里の特集が組まれている。そこに、任天堂の岩田さんとの対談が載っていて、糸井さんが「切ない」についてこう話している。このときの糸井さんに「プリシラはどう思いますか?」って聞いてみたいな。
 

糸井 で、そういう僕の趣味は、変だったり笑わせたりっていうだけじゃなくてね。こっちの方が、いま、ゲームを作ってる人の中にない要素かもしれないけど、僕には、人を切なくさせたいっていう気持ちがけっこう強くあるんだよ。笑わせたいもあるし、喜ばせたいもあるんだけど、ちょっとどうしたらいいかわからない気持ちにさせてみたいっていう欲求が、これはゲームに限らず、いろんな仕事をする時に必ずあるんです。

岩田 それは、感動させたいでも泣かせたいでもなくて。

糸井 そう。「切なくさせたい」。

岩田 「切なくさせたい」っていう狙いで作られているものは、私は、ほぼほかに知らないです。

(中略)

糸井 だって、その48個のうちの1個の「切ない」をやりたいがために、笑わせたりくだらないことを仕込んだりしているともいえるわけだからね。だから、シナリオだけでもダメだし、タコけしマシンだけでもダメなんだ。全部があって、本当に時々、脇役のちょっとしたセリフの中にでもいいから「切ない」がないと。

岩田 『MOTHER』にはならない。

糸井 そう。だから、普通のゲームの中にはあんまりないかもしれない。ピクサーの映画の中なんかにはちょっとあるんだよ。

岩田 ああ、ピクサーには確かに「切ない」がありますね。

「ブルータス2011年4月15日号」p44

 
 
 同名の映画のリメイク「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀」。すごい。衝撃的なものをみてしまった。似ているのは、地下鉄内で悪魔的な人物が人間関係を壊していく群像劇「ある戦慄」。主人公も含め、どこにもまっとうな人物が登場しないが、それは現実社会とそっくりだ。と思った。怖い。
 
 リメイク元の、ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」も凄いらしいので、そっちも見てみたい。でも、近所のゲオに置いていない。むー。
 
 
 
 1980年代・1970年代
 
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「ブロードキャスト・ニュース」
 
レインマン(1988)
ブロードキャスト・ニュース(1988)
スリーメン&ベビー(1987)
マッドマックス/サンダードーム(1985)
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983)
コナン・ザ・グレート(1982)
マッドマックス2(1981)
死霊のはらわた(1981)
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980)
ゾンビ(1978)
アニマル・ハウス(1978)
エクソシスト2(1977)
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977)
ネットワーク(1976)
キャリー(1976)
ロッキー・ホラー・ショー(1975)
トラック野郎・御意見無用(1975)
デスレース2000年(1975)
Gas-s-s-s(1971)
 
 この年代の映画は、借りる時に「あ、古い映画だ。やったあ」と思う。もっとこの年代の他の映画もたくさん見たいのだけれど、あまり置かれていない。
 
 
 父親の遺産相続の際にとつぜん障碍者の兄がいると知らされる話「レインマン」。トム・クルーズの演技をきちんと見たのは初めてかもしれない。スパイ映画「ミッション・インポッシブル」とSF「宇宙戦争」は、記憶が曖昧。宇宙戦争がそんなに面白くなかった記憶がある。
 
 レインマンは、少しずつ兄弟の親愛の情が芽生えているようすが良かったな。横断歩道で立ち往生するところと、豪華なホテルの部屋でダンスを踊るところが印象的。お兄さんの感情が強く揺さぶられているシーンだから? ダスティン・ホフマン演じるお兄さんに感情移入していた。
 
 映画をみたあと、お兄さんが誰かから何かを尋ねられた時に「わかんない」と即答する振る舞いが好印象だったので、まねするようにした。会話のテンポが早くなるので良かった。
 
 
 価値観の違う3人組が恋愛でもつれても上手くやっていけるかもという話「ブロードキャスト・ニュース」。想像するのが難しい状況を、納得のいく形で提示してくれる。そういう映画だった。そういう意味では、おじさん3人組がある日突然見知らぬ赤ちゃんの面倒をみるはめになるコメディ「スリーメン&ベビー」も。どちらの映画にも共通しているのは、主人公たちがワーカホリック気味で、そのせいで家庭を築くことに手が回らない状態になっている。というところかも。
 
 あと、どちらの映画も、登場人物がクライマックスで大きな気付きを得る。ブロードキャスト・ニュースでは、家庭を築く上で障害になりそうなものの芽を、相手の仕事での振る舞いから発見する。スリーメン&ベビーでは、すべての問題を解決して家庭を築いていくものの芽を、自分の家庭での苦労から発見する。どちらも、行く先を想像する話。
 
 
 落ちこぼれ学生たちがエリートに立ち向かう「アニマルハウス」。これは、コララインとボタンの魔女と同じように、嫌いだったのか。という映画。嫌いというより、辛い。なので、優れた映画だと思っています。
 
 反撃することで快感を覚える、という、僕の中の加虐心を刺激されるのが辛い。アニマルハウスの面々をみていると、うわあ、僕がいつか誰かに反撃をしていた時、こんなに嬉々としていたのか。と思わされて怖い。
 
 DVDに収録された特典映像に、数十年後の彼らを記録したフェイク・ドキュメンタリーがある。それを見ると、彼らは「あのときはばかをやった」と、まるで武勇伝のように語っていて、きもい。作り手たちも、反乱した主人公たちは決して好人物ではない、ということを意図しているのではないか? と思った。
 
 
 
 1960年代以前
 
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「疑惑の影」
 
007 ゴールドフィンガー(1964)
サイコ(1960)
北北西に進路を取れ(1959)
めまい(1958)
黒い罠(1958)
第三の男(1949)
疑惑の影(1943)
ピノキオ(1940)
テンプルちゃんの小公女(1939)
バルカン超特急(1938)
暗殺者の家(1934)
キートンの鍛冶屋(1922)
The Airship Destroyer(1909)
 
 ヒッチコックばかりだ。去年1年間てきとうに映画を選んでいた結果、白黒の映画がヒッチコックだらけになってしまった、という結果は、ちょっと考えるところがありそう。もっと他の映画もみよう。クラシックはヒッチコック、というイメージ付けは避けたほうがよさそうだ。
 
 
 ジェームズ・ボンド第3作「007 ゴールドフィンガー」。ジェームズ・ボンドってこんな怖い男だったのか。宇多丸さんや町山智浩さんが話していたことがちょっとわかった。007に抱いていた、誰が見ても面白い映画なのだろう。という幻想が破壊されてよかった。誰が見ても面白い映画なんてあるはずないよ。
 
 
 ヒッチコックのサスペンス「北北西に進路を取れ」。主役のケーリー・グラントが魅力的だった。驚くほどに。だって、べろべろにお酒を飲まされて車を運転させられているシーンで、姉に「このおじさんすごくかわいくない? なにこれ」というと姉も「うん、すごいかわいい」と言った。すごくかわいい。なんだあれは。そこから、the endが出るまで、ずっとかわいかった。ヒロインのエヴァ・マリー・セイントを完全に食っていて、すごいな。と思っていたら、ブルーレイに収録された特典映像が、ケーリー・グラントの魅力を3時間近く語るものだった。やっぱりそうなんだ。
 
 ケーリー・グラントが魅力的にみえたのは、ヒッチコック映画だからなのか? ヒッチコックのコメディ・サスペンス「バルカン超特急」でも、キャラクターがとても魅力的だった。マイケル・レッドグレイヴが秘密のメロディを忘れまいと口ずさんでいる様子や、身体を動かしていないと死ぬという嘘を信じたマーガレット・ロックウッドが、ひとりで手をばたばたしている様子。とてもかわいい。ヒッチコック映画の人物たちはとても愛らしい。
 
 ところが、幸せだった家庭に悪魔が侵入してしまう「疑惑の影」では、どうも乗れなかった。人物描写がおざなりに思えた。でも、ヒッチコックは自作の中でお気に入りの作品だと話しており、淀川長治さんもお気に入りだったそうだ。うーん。なんでだろう。
 
 ケーリー・グラントの他の映画をひとつも見たことがないから、判断がつかない。みてみよう。だって、ケーリー・グラントだよ。どれもかわいいに決まってる。
 
 
 誘導ミサイルが初めて映像として登場した映画「The Airship Destroyer」。誘導ミサイルのいろいろな挙動をjavaのswingで作ろうと考えて、誘導ミサイルの仕組みと歴史をwikipediaで調べていたら、こう書かれていた。
 

「空中魚雷」の構想は1909年のイギリス映画「The Airship Destroyer」に見られる。無線で制御された「飛行魚雷」で飛行船がロンドンを攻撃する[1]。 世界初の巡航ミサイル第一次世界大戦時にアメリカ合衆国で開発されたケタリング・バグである。

巡航ミサイル - Wikipedia

 
 短篇なので上映時間が7分くらい。短くて好き。だって拘束時間が少なくて済むし。こういうことを考えていると、ぼくは本当に映画が好きなのかな。と疑う。
 
 
 
 はい。もう一度みたい映画。
 
スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015)
ミニオンズ(2015)
インサイド・ヘッド(2015)
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)
ベイマックス(2014)
ハイネケン ~世界を魅了するビールの魔法~(2014)
ネスト(2014)
武器人間(2013)
怪盗グルーのミニオン危機一発(2013)
ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013)
Hairspray (Musical) (2011)
怪盗グルーの月泥棒(2010)
RED(2010)
エスター(2009)
イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008)
ヘアスプレー(2007)
BOY A(2007)
チャーリーズ・エンジェル(2000)
sexual chemistry(1999)
平成狸合戦ぽんぽこ(1994)
プリシラ(1994)
シティーハンター(1993)
ジュラシック・パーク(1993)
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀(1990)
マッドマックス2(1981)
ロッキー・ホラー・ショー(1975)
バルカン超特急(1938)

 
 中でも特にお気に入りは、マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「怪盗グルーの月泥棒」、「エスター」、「ヘアスプレー」、「チャーリーズ・エンジェル」、「プリシラ」、「シティーハンター」、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀」、「ロッキー・ホラー・ショー」、「バルカン超特急」。
 
 ヘアスプレーは2年連続でお気に入りに挙げている。
 
 
 
 どうやったらこんな映画思いつくんだ!? と思った映画は、これ。
 
インサイド・ヘッド(2015)
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)
ベイマックス(2014)
ミスティック・リバー(2003)
チャーリーズ・エンジェル(2000)
ファイナル・デスティネーション(2000)
リング(1998)
平成狸合戦ぽんぽこ(1994)
プリシラ(1994)
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀(1990)
グッドフェローズ(1990)
マッドマックス/サンダードーム(1985)
マッドマックス2(1981)
死霊のはらわた(1981)
ゾンビ(1978)
ネットワーク(1976)
キャリー(1976)
ロッキー・ホラー・ショー(1975)
デスレース2000年(1975)
サイコ(1960)
北北西に進路を取れ(1959)
疑惑の影(1943)

 
 中でも特に驚いたのは、「インサイド・ヘッド」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「ミスティック・リバー」、「マッドマックス/サンダードーム」、「ゾンビ」、「疑惑の影」。
 
 とても驚いて、何度も見たくなる。という体験は、マッドマックス 怒りのデス・ロードだけにみられる現象だったのだなあ。と思う。
 
 
 
 みて後悔したのは、巨人の餌にならないために人類が立ち向かう「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」と、教師が復讐する「告白」と、致死性ガスのため老人が死に絶えた未来世界で若者が無軌道に生きる「Gas-s-s-s」。ださくてつまんなくてしらける。



残念賞はこれ。「ほんとうに映った!監死カメラ」
 
 出来がゆるくてにこにこした。こういう心霊投稿ものには、男性ナレーションで「おわかりいただけただろうか。スローでもう一度」という定番のフレーズがある。ところが、監死カメラでは、少しでも変化をつけようと努力したのか、「スローリプレイ」などの言い換えや、「画面右に注目してほしい」「鏡に注目してほしい」などのお願いがある。お願いをされたら、はい。見ちゃうぞ。と思わせてくれて良い。好き。楽しかった。シリーズものなので、続編もぜひ見たいと思ってる。