知らないことを調べるブログ

映画の分からないところを調べてまとめる場所にしていきます。

ビビった時はいつでも3つ数えて行動あるのみ「なんちゃって家族」

 最近みた映画。
 
・なんちゃって家族(2013)
ザ・レイド(2011)
・Our Little Science Story(2005)
 
 
 世間のはぐれ者たちが麻薬密輸のために一時的に家族の振りをする「なんちゃって家族」良かった! とても好き。主人公たち全員が好き。エマ・ロバーツが可愛い!
 
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 登場人物たちがじゃれ合っている姿を見ているだけでにこにこしちゃう。ゾンビが多数派の世界で生き抜くコメディ「ゾンビランド」や、ドラァグの人たちが生き抜くコメディ「プリシラ」も、登場人物たちがじゃれ合っているのがとても良い感じだった。ぜんぶロードムービーだ。行き場のない人たちは主人公になりやすいのだな。
 
 彼らがじゃれ合っているというのは、弱い者同士で傷を舐めあっていると言い換えても良さそう。そう言うとショボいな。いや、ちょっと違うと思い直した。たぶん、この人達は弱いのではなく、社会からの評価が不当に低い状態にあるのだと思った。それなのに彼らの境遇が良くないところを映画の序盤で見せられるので、「うわあ彼らはくすぶっている。あんまりな仕打ちだ」と、まんまと彼らの味方になってしまった。
 
 世間の多数派がゾンビに置き換わってしまった場合、現実一般社会でははぐれ者ではない人たちもはぐれ者になってしまう。というのがゾンビランドの面白いところだったように思う。
 
 
 なんちゃって家族もゾンビランドプリシラも、全編を通して気の利いたギャグがたくさん盛り込まれていた。皮肉を込めた軽口を言い合いながらこれまで生き延びてきたのだろうなあと思うと、ますます彼らを好きになってしまう。と3本の映画の楽しかったところを並べていこうと思ったが、ギャグを面白く文章に起こす技術がない。なんちゃって家族のギャグの面白かったやつを一つだけ貼る。クリシェの外しギャグ。
 
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 落っこちた人が主演のジェイソン・サダイキス。顔つきがティム・カリーにちょっと似ているので、ロッキー・ホラー・ショーのリメイク版はこの人が良かったなと思った。
 
 
 というわけで、とても楽しかったし、エンディングで彼らの置かれる状況もとても好き。修羅場をくぐり抜けた登場人物たちが、庭でランチを食べてまったりする。戦場と非戦闘区域で別れた恋人たちがお互いに愛を忘れずがんばる「コールド・マウンテン」にも、そういうシーンがあったなと連想。好きなシーンだった。
 
 
 なんちゃって家族で、思い出深いシーンがある。好きになった娘へなかなか告白できずにいる童貞の登場人物(疑似家族で長男を演じている)に対し、父親を演じている男(さっきgifで落下していた人)が、他の疑似家族たちから「アンタ慰めてきなさいよ、父親でしょ」と促されて慰めに行くシーン。「俺が昔女の子と一緒にいて緊張したときは――3つ数えてた」「3つ数える? それが秘訣?」「女の子にキスしたい時や告白したい時――ビビった時はいつでも3つ数えて行動あるのみ。時間をかけすぎると考えすぎて失敗する。やれば人生変わる」「なんとなくわかるよ。ありがとう」
 
 僕もなんとなくわかった。で、とても恥ずかしい話だ……実践した。実践したとは、ここ数ヶ月気になっていた人がいたが、告白するチャンスが何度か訪れても僕はビビっており、そんな状態でこの映画をみて、ようし3つ数えよう。と決意を固めたことを指す。
 
 そして、図らずも彼女と二人きりになる状況があった。憧れの先輩だった。頭のなかで素早く3つ数え終えた僕はこう言った。「付き合っている人いるんですか」彼女ははにかみながら伏し目がちにこう答えた。「一応……」僕はこう言った。「す、すいません」僕の恋は終わった。
 
 
 
 悪の巣窟に立ち向かうアクション「ザ・レイド」は自動小銃を撃つチンピラがテンションMAXで口を大開きに「うぉー」って叫ぶけど銃声が大きすぎて「うぉー」が聞こえないのがよかった。
 
 変態科学者とルームメイトの体が入れ替わって殺し合いみたいな雰囲気になる「Our Little Science Story」はたぶんテレビ映画なんだけどゆるくショボく、全体のトーンがちぐはぐでテンポが悪いけど憎めないAVみたいだなと思った。